猫が耳を後ろに倒すのはなぜ? 耳でわかる猫の気持ち

猫が耳を後ろに倒すのはなぜ? 耳でわかる猫の気持ち
猫の耳の動きは、猫の気持ちや感情を理解するために大切です。
猫の感情を正しく読み取るためには、耳の動きだけでなく、目やヒゲの動きにも注目することが必要です。
猫の五感の中でも、聴覚が最も優れていることが分かっています。
猫の耳は素晴らしい能力を持っており、人間には聞こえない音をキャッチすることができます。
人間の可聴域は通常12〜20kHz程度ですが、猫は30〜60kHzの高い周波数も感じ取ることができます。
この高音域の感度は、ネズミや小動物の鳴き声や歩行音、子猫の声などに対応するためと言われています。
猫は興味を引かれる音を聞くと、耳が瞬時に反応して動きます。
左右の耳を別々の方向に向けたり、前に傾けたりして危険な音かどうかを判断し、音が出ている方向や距離を正確に聞き取ることができます。
そのため、猫は高性能な耳を持っているので、ブラウン管テレビの上で大きな音がする場合でも、興味のない音であれば無視して寝ているのかもしれません。
また、猫の耳の動きはそのまま気持ちの表れでもあります。
猫が不安や警戒心を感じた時には、耳を後ろに倒す動作をします。
この行動は身を守るために行われるもので、外部の刺激や危険を感じたときに利用されます。
したがって、猫の耳の動きは、猫の気持ちを理解するための重要な手がかりとなります。
猫が安心しているか、または不安や緊張を感じているのかを見極めるために、耳の動きに注目することが大切です。
猫のボディランゲージとその意味
猫は、さまざまな気持ちや感情を耳の動きや形で表現します。
もし、猫が他の動物や人に威嚇するときに耳を後ろに倒すのを見た場合、その猫は警戒心を抱いている可能性があります。
また、猫の興味津々な時には、頭の高い部分で耳をピンと立てて集中しています。
これは、猫が探求心を持っていたり、次に何が起こるのかを予想していることを示しています。
さらに、猫が撫でられたいときや甘えたいときには、耳を斜め後ろに倒して折りたたんでいます。
この耳の形は、猫がリラックスして触れ合いたいときを表しています。
警戒心を持つ猫は、耳をピクピクさせたり左右にクルクルと動かしたりします。
これは、猫が神経質になっていることや、自分に危険が及ぶのかを探っている様子を示しています。
もし髭が前に向かっていて口吻がふくらんでいる場合、注意が必要なサインが現れています。
さらに、猫が怖い、怯えている、あるいは不快な気持ちが強いときには、耳を横に真一文字に寝かせたり、後ろに反らせたりします。
これは、猫が追い詰められた状況や相手に近づかれたくないという降参のサインです。
この状態の猫に刺激を与えないようにしましょう。
なお、怒りや恐怖による興奮状態では、猫の瞳孔は丸く大きくなり、髭や口吻も広がることがあります。
猫のボディランゲージは、その状態や感情を理解するための重要な手がかりです。
猫のボディランゲージに注意しよう
猫が自分の身体を大きく見せようとして爪先だって毛を逆立てている時は、かなり危険な状態を示しています。
この場合、なるべく目を合わせないようにし、そっと立ち去る方が無難です。
また、猫それぞれによってその時々の気持ちを表す耳の動きもあります。
スコティッシュフィールドやアメリカンカールといった猫種は、耳が前に折れたり後ろに反ったりすることもありますが、一般的な立ち耳猫に比べて耳の動きは少ないです。
他のボディランゲージとしては、ちょっと怖かったり緊張したりした時、失敗した時などに猫が舌を出して口の周りや手足を舐めたりすることがあります。
また、気分転換を図るためにあくびをすることもあります。
猫は非常に優れた聴覚を持っているため、ひそひそ声で猫の噂話をしていると、猫が寝ていると思っていた耳が一気に後ろを振り返ることもあります。
猫の耳からは、猫の気持ちを読み取ることができるため、しっかりと意味を理解し、猫に合った接し方をするようにしましょう。


